日本ハムファイターズを応援・分析するブログ

日本ハムファイターズに関する情報を日々発信していきます。

鈴木 健矢

2019年ドラフト4位

鈴木 健矢(投/JX-ENEOS

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《映像所見》

・変則的なフォームから140km中盤の威力あるストレートを投げ込むサイドスロー

 フォームは変則的だが、足の踏み出す位置は真っすぐで見た目より角度はない。

・スライダーは横に滑るカット系の軌道で逃げていくボール。

・右バッターのインコースに投げ込めるか、左バッターに対してシンカー系のボールが

 投げれるかが課題に挙げられる。

・ストレート、変化球共に強弱を付けれると尚よい。

・似たタイプの選手:斎藤雅樹(元巨人)

 

《期待される1年目の成績》

・主に中継ぎ、対右バッターの専門職として20試合程度を期待したい。

 

上野 響平

2019年ドラフト3位

上野 響平(内/京都国際高)

 

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≪映像所見≫
・高いトップから振り下ろすバッティングで外と高めの球に力負けしない。
 初球から振っていく積極性も高い。

・盗塁の走っている姿勢が非常に良く、走塁技術を研究して盗塁出来る選手に。
・振り下ろしのスイングでインサイドのバットの出が悪いのと、低めの球に潜りやす

 い。このあたりをタイミング含め修正していきたい。

・守備は未知数。
・似たタイプの選手:今宮健太ソフトバンク

《期待される1年目の成績》
・1年目は2軍でスイングの改善に取り組んでほしい。2軍で2割が目標か。

・走塁や守備も基本の技術を徹底的に叩き込み、上達して欲しい。
 

立野 和明

2019年ドラフト2位

立野 和明(投/東海理化

 

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≪映像所見≫
・スピンの効いた質の良いストレートを投げ込む右腕。
・投球フォームは肘を柔らかく使え、高めのストレートは威力抜群。スタミナも十分。
・全体的に球が高くなりがちなので、プロでは低めに球を投げれることが大切。
・変化球も安定してストライクを取れるようにしたい。
・似たタイプの選手:澤村拓一(巨人)、上茶谷大河(横浜)

《期待される1年目の成績》
・先発であれば、120イニング、6勝6敗。

・中継ぎであれば、40登板、防御率3.00。

個人的には中継ぎの方が適正だと思う。
 

河野 竜生

2019年ドラフト1位

河野 竜生(投/JFE西日本)

 

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≪映像所見≫

・小さいテイクバックから切れの良いストレートを投げ込む左腕。

・左バッターのアウトサイド、右バッターのインサイドのコントロールは高い。

・変化球の時にやや腕が遅れ球が抜け気味になるのが気になるところ。

 (上の動画内ではミットより左にずれることが多い。)

・左バッタ―へのインサイドのストレート、右バッターへの落ちるボールの精度が

これからの課題に見られる。

・似たタイプの選手:高橋尚成(元巨人)

 

《期待される1年目の成績》

・先発が手薄な日本ハム投手陣において、貴重な左腕と言うこともあり、1年目は先発

ローテーションを守りながら、100イニング以上、8勝6敗くらいを期待したい。

 

ドラフト戦略2019 投手編 

2019年のドラフト戦略における投手のポイントがどこにあったのかを解説していく。

 

 

2019年の日本ハムファイターズ保有選手

(年齢、年数別に区分け) 

    年齢        
年数 19~22歳 23~24歳 25~26歳 27~29歳 30歳~  
1~4 堀 瑞樹 鈴木 遼太郎 田中 豊樹 加藤 貴之  
  北浦 竜次 生田目 翼 吉田 侑樹 玉井 大翔  
  吉田 輝星 宮台 康平 西村 天裕 マルティネス  
  高山 優希 福田 俊 上原 健太 ハンコック  
  田中 瑛斗   井口 和明 ロドリゲス  
  柿木 蓮     バーベイト  
           
5~8   立田 将平 上沢 直之 公文 克彦 浦野 博司
    石川 直也   有原 航平 秋吉 亮
        杉浦 稔大 村田 透
           
9~       中村 勝 金子 弌大
          宮西 尚生
          吉川 光夫
          斎藤 佑樹

 

・2019年度の投手陣を、年齢、年数別に一覧にした。

・年齢の区分(縦の合計)はどの年代もほとんど同じであった。

 (27歳~29歳が外国人の関係でやや多い)

・年数の区分(横の合計)は4年区切りで約半分に減っている。(21⇒9⇒5)

・30歳を超えてプレーするのがいかに大変化が分かる。

 また5年目を迎えるのが野球選手として自立する人一つの目安になるともいえる。

 

2019年度の1軍投手の陣容 

    年齢        
年数 19~22歳 23~24歳 25~26歳 27~29歳 30歳~  
1~4 堀 瑞樹   西村 天裕 加藤 貴之  
      上原 健太 玉井 大翔  
        ロドリゲス  
           
5~8   石川 直也 上沢 直之 公文 克彦 秋吉 亮
        有原 航平  
        杉浦 稔大  
           
9~         金子 弌大
          宮西 尚生

・2019年度の投手陣を、規定投球回数の1/4以上を投げた選手の一覧にした。

規定投球回数到達者は有原航平ただ一人)

・プロ5年目以上の選手が1軍の戦力になっているという印象が見られる。

・大卒、社会人の1~4年目の選手は次の戦力になりつつある。

・一方で、高卒4年目以上、大卒1~2年目は今年の活躍が不十分であった。

 

2019年のドラフト戦略

・2019年のドラフト戦略がどこにあったのか。

 ①手薄な先発陣の補強

  2019年は規定投球回数到達者が有原航平ただ一人であった。

  このことがチーム成績の下降をもたらしたので、即戦力の補強が必要である。

 ②2~3年後を見据え、大卒で活躍する選手の補強

  2~3年後に現在27歳~29歳の選手が30歳を超える。

  30歳を超える段階でまた一つ壁があるので、この時までに次の世代を育成したい。

  高卒の選手も6人いるが、戦力に定着するまでにはもう少し時間がいる。

 

以上のような観点で2019年のドラフトの結果を見てみる。

fighters-ouen.hatenablog.com

・即戦力の投手として、社会人の河野 竜生を獲得。

 4位の鈴木 健矢も変則の右腕なので中継ぎで戦力になる可能性がある。

・5位の望月 大希には2~3年後に戦力としての活躍を期待したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

ドラフト会議2019

2019年ドラフト会議

 

日本ハムファイターズ指名選手

 

1位 河野 竜生(投/JFE西日本)

2位 立野 和明(投/東海理化

3位 上野 響平(内/京都国際高)

4位 鈴木 健矢(投/JX-ENEOS

5位 望月 大希(投/創価大)

6位 梅林 優貴(捕/広島文化学園大)

7位 片岡 奨人(外/東日本国際大)

(1位指名 佐々木朗希 4球団競合の上 外し)

 

育成1位 宮田 輝星(外/福岡大)
育成2位 樋口龍之介(内/新潟アルビレックスBC)
育成3位 長谷川凌汰(内/新潟アルビレックスBC)

 

※各選手の映像などによる紹介は、選手名をクリックすることで見ることが出来ます。

 

※2019年のドラフト戦略の概要について別途記事を書いています。

 ⇒ドラフト戦略2019 投手編

  ドラフト戦略2019 野手編

 

※栗山監督就任以降の育成方針やドラフト戦略についても別途記事を書いています。

 ⇒

fighters-ouen.hatenablog.com